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世界の破滅を救うのはキミだ!

カテゴリー:ステキな本たち、とか

 

『2030年 ジャック・アタリの未来予測~不確実な世の中をサバイブせよ!』
今日のお話は、”世界の破滅を救うのはキミだ!”
この本の内容を、ざっくり要約すると、そんなふうに言い表すことができます。
さて、どんなふうにわたしたちは、世界を破滅から救えるのでしょうか。



ジャック・アタリ氏は、フランスの”知の巨人”といわれる方です。
政治・経済・文化に精通し、ミッテラン大統領特別補佐官、欧州復興開発銀行の初代総裁などの要職を歴任。
ソ連の崩壊や、リーマンショック、トランプ大統領の誕生などを的中させたそうです。


そんなアタリ氏が2017年に出されたこの本は、おおまかに
1.このまま何もしないでいると、世界はこうなっちゃうぞ
2.では個人はどうしたらよいのか
3.そして世界はどう変わっていけばよいのか
という構成で成っています。


まず、現状とそこから予測される近未来。
マネーが国境を越えて飛び交う一方、国家単位の法律でしか効かない現状から、資本主義と民主主義の限界を指摘します。
今後は、ますますマネーが力を持ち、自分がよければよいというエゴイズムがどんどん肥大し、富の集中が加速していく。
そんな世の中に不満を持ったひとびとは、些細なことで怒りを爆発させるようになり、彼らの「憤怒」がやがて「激怒」となって世界を覆い、世界は破滅に向かっていくだろう、というシナリオを描いています。

ほうっておけば、2030年までに「このようになる」とアタリ氏が描いてみせた世界は、2020年6月現在の今、一部は既に現実化しているように見えます。



では、その未来予測に対するアタリ氏の処方箋は、というと、
利他主義であれ ということ。

一部引用させていただくと、
「われわれは、現代を席巻する利己主義、貪欲さ、野蛮さなどに代わる、利他主義、共感力、優雅さの倫理を次世代の利益に活かすために、死ぬ瞬間まで必死になって戦わなければならないのだ」

宗教家でもなくスピリチュアリストでもないフランスの”知の巨人”が、そうおっしゃることに、とても感銘を覚えました。
「利他主義とは最も合理的で自己中心的な行動」という言葉が、実に絶妙な言い回しです。

もう少し引用。
「『自分自身ができる限り高貴な生活を送りながら世界を救う』 この奇妙な文句は、自己と他者の利益の一致であり、いかなる時代であっても、どれほど大きな危機に直面しても、適用可能な革新的な寸言である。言い換えると、われわれは『快適な時間』を過ごす手段を自身に与えると同時に、他者もそうした時間を過ごせるように手助けしながら、幸せで持続的な世界をつくり出すことができるのだ」


できるのです!!!

自分が自分が、と考えるのではなく、少し他者のことを思いやってみる。
それを少しずつでも一人一人が意識するだけで、社会は変わってゆく。

「情けは人の為ならず」
あるいは
「金は天下の回り物」
ということばたちが表していることかなあ、と思います。

回せば回ってくる。
そのぐるぐるが大きくなれば、より豊かなものが回ってくるのではないでしょうか。
精神的にも物質的にも。
先日の記事で書かせていただいた小曽根さんご夫妻のライブ配信のように♡


集団が変わるには、まず個人から。
大きな船の進む角度が1度変われば、ずっと進んだ先に着く地点は全然変わってきますものね~
少しずつでも、「利他主義」、意識していきたいなあ、と思ったのでした♡

より、しあわせで持続的な世界であり続けますように。。。


書籍のなかでは、「個人が利他主義で生きるには具体的にどうしたらよいか」なども箇条書きでわかりやすく書かれています♪



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