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どこが”一線”なのか(あるいは、だったのか)

カテゴリー:今日のできごと

 

今日は、いつもとちょっと毛色の違った話題を。
先日まで世間を騒がせていた(今も!?)小室圭さん眞子さんご夫妻のご結婚のことです。
もしかすると、あとから振り返ってみたときに「あそこがキーだった」という時代の転換ポイントを目撃しているのではないか?そんな思いから、自分なりの雑感を記しておくことにしてみました。


ご結婚自体には、もちろんわたしは関係ございません。
おふたりが末永くお幸せに過ごされますように、と思っております。

ただ、それとは別次元の問題として「お幸せに~♡」で済ませてはいけない事態が、このご結婚の背後で静かに進んでいるのではないかと思うのです。

それは、「いつのまにか一線を越えてしまっているのではないか」ということです。


いうまでもありませんが、憲法1条には、天皇陛下について
「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」
と定められています。
このお立場になられたとき、それまでお持ちだった皇室の資産は没収されたと聞きます。
それ以降は、国民のことを公平に思い、象徴でいてくださる天皇陛下とそのご家族であられる皇族方がそうあってくださるために、私たちが経済的にはお支えするという構図になっています。
とても冷たく言うと、ご自身たちの一定の私・自由を犠牲にして、公正中立であられ、品位ある象徴でいてくださること、と、国民の敬う気持ちや経済的お支え、がギブアンドテイクになっているわけですね。


昭和天皇は、ご贔屓の相撲取りの名前すら、公にはなさらなかったといいます。
また、今上天皇は、ご留学の際、4人いらした料理番を、偏らないように順番にお願いするというお心配りをなさったそうです。


今回の眞子さんの騒動は、この「ギブアンドテイク」が崩れてしまったために、起きたことなのではないでしょうか。
なんだかご自身の”私”ばかりを優先なさっているように見えるので、国民も「なんで私達がお支えしているんだっけな?」といままでには思ったことがなかった感覚を持つようになったというように見えるのです。

勝手を言えば、皇族方には、公正中立を保ち、特定のことに肩入れをせず、ご自身のことについて実際には特権があったとしても「皇族だからといって、よけいな忖度をなさっては困ります」と他の人に順番を譲るくらいの高潔な品位をお持ちになってほしいなあ、なんて夢想していたのが、「あらま、全然違ったよ」と裏切られたような気分になったとでもいいましょうか。かなり勝手ですけど。


この点、以前の皇室では「特権を行使していると誤解されないように」というお心配りがあったように思います。
皇族方が降嫁なさる際のご結婚相手選びでも、そのようなご配慮があったのではないのでしょうか。

「ロイヤルなんだから特権があって当たり前でしょ」「どこの世界でもコネはあるよ」と言われますが、日本の皇室が特権を持っていらっしゃるとすれば、それは普通の富裕層の方が持っていらっしゃるコネとは全く別次元の、極めてデリケートな問題をはらんできます。
特権をいくらでも使ってよいということになれば、皇室自体は政治上の権力はないとはいえ、特定の勢力や団体がそれを濫用してあらぬ方向に物事が暴走してしまう危険があるように思います。そして、そうなってしまったときは、わたしたち国民にはそれを止める術はないのです。政治家でしたら選挙で落選させればいいのですが、「選挙」のようなストッパーが存在しないからです。

そうならないために、その手前でストップさせておかなければならない=「特権を行使していると誤解されないように」というお心配りをなさってきて、国民もそれを信頼していたのはないでしょうか。
その相互の信頼のうえに、象徴天皇制という制度が成り立ってきたのだと思うのです。


ではなにが特権の行使に該当するんだ、というお話ですが、これが改めて考えてみますと、微妙に難しい。。。
ちょっと並べてみますと、こんな具合です。
〇学習院にたぶん通常の入試ではないルートでお入りになる(一般の入試なのかもしれないけど、全くの通常ルートではないようなイメージ)・・・違和感なし
〇イギリスの大学や大学院に留学なさる(同上)・・・違和感なし
〇特別な職場で普通よりは高給のお仕事をなさる・・・ちょっと微妙
〇学習院以外の学校に入りたいと思うと特別な制度ができる・・・かなり微妙

どこに一線を引いているのか、書いている自分でもよくわからない。。。
ずっと行われてきたことと、最近行われるようになったこととの違いでしょうか。
いま「微妙」と思っていることも、そのうち慣れてしまって、「違和感なし」となり、なし崩し的になっていくかもしれないと思うと、それはそれで怖いことです。。。


ということで、今回のことは、象徴天皇制の前提が少しずつ崩れ始めていることを私たちに知らしめてくれた出来事だったと思います。
これを踏まえて、ある意味皇族方の自由を侵害してしまっているような現制度を見直すのか、それとも現制度の中でできることとできないことをもう少し明確に法制化していくのか、などの点を、わたしたち一人一人がしっかり考えていかなければならないときなのではないでしょうか。


 

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