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それぞれの物語

カテゴリー:ステキな本たち、とか

 

今日は、とても私的&内面的なお話を。
わたし自身の「気づき」のメモ、といったところです。


最近、「ひとはそれぞれの物語を生きているんだなあ」ということをしみじみ実感しています。
ちょうど、ある講座の修了レポートで『私の人生観』を書きなさいという課題がありましたので、その「物語」について書いてみました。
今日はそれをそのまま転載してみます。


かのスティーブ・ジョブス氏が、アメリカのスタンフォード大学の卒業祝賀スピーチで、「『もし今日が人生最後の日なら、自分は何をするだろうか?』と、毎朝、鏡に映る自分に問いかける」という話をしたことは、あまりにも有名である。この言葉に、私の人生観・死生観がよく表されているように思う。
いま、この場所で生きている自分を生きる。過去を悔やみ続けるのでも、未来を心配し続けるのでもなく、いま、この場所を大切にする。

もちろん、過去は振り返り、未来を計画して希望は持つ。が、肝心なことは、過去や未来に拘泥しすぎず、それらが「いまこの場所」の積み重ねにすぎないのだという認識を持つことかと考える。この感覚で過ごすと、とても満たされた豊かな時間を過ごすことができる。一方、なんらかの拍子にこの感覚を失うと、不安や恐れに陥り、自分以外のなにかに自分の人生のコントロールを渡してしまうことになる。

もうひとつ、私の人生観のキーとなるのが「私たちはそれぞれの物語を紡いでいる」という概念だ。私は私の、あなたはあなたの「今」を積み重ねて、それぞれの物語を紡いでいる。それに沿って思い、考え、行動してゆく。どの物語が優れているということはなく、それぞれが独自の美しさを持っている。
自分の物語をひとに当てはめようとしたり、ひとの物語を自分に当てはめようとするなど無理をしようとすると、そこには軋轢が生じ、「あのひとはなんであんなことをするのだ」と怒ったり、「どうしてあの人みたいになれないのだろう」と悩んだりなど、好ましくない事態となってしまう。
それぞれが自分の物語に誇りをもってその物語の「いま」を生きつつ、他の人の物語を受け入れて尊重し、楽しめば、より豊かで優しい世界となるのではないかと思っている。



 

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