”ゼロ磁場”とよばれるパワースポット②~分杭峠と”中央構造線”
カテゴリー:癒しをくれる場所
長野県南部の伊那谷に位置するパワースポット”分杭峠(ぶんぐいとうげ)”。
前記事では、その分杭峠がどんなところか、というお話をさせていただきました。
今日は、分杭峠が位置する大断層”中央構造線”のお話を♡
1.”ゼロ磁場”とよばれるパワースポット①~分杭峠そのパワーとは?
〇”ゼロ磁場”とよばれるパワースポット~分杭峠発見の経緯
〇世紀のパワースポット~分杭峠に点在する気場
〇分杭峠は“ゼロ磁場”ではない!?
2.”ゼロ磁場”とよばれるパワースポット②~分杭峠と“中央構造線”(この記事です!)
〇中央構造線とは?
〇中央構造線とパワースポット
〇分杭峠と中央構造線
3.”ゼロ磁場”とよばれるパワースポット③~分杭峠のアクセス・周り方
〇分杭峠に行ってみた~アクセス
〇分杭峠に行ってみた~ふたつの気場
〇分杭峠に行ってみた~林道と水場
”ゼロ磁場”とよばれるパワースポット②~”中央構造線”とは?
中央構造線とは、関東から九州まで続く日本最大・最古の断層です。
1885年(明治18年)に、ハインリッヒ・エドムント・ナウマンにより発見・命名されました(ウィキペディアより)。
日本列島が、まだアジア大陸の一部だった太古の時代にできた断層です。
その断層の両側の岩石は、成因が異なるものだそうです。
もともと100㎞以上離れていたところにあったものが、中央構造線の両側で接しています。
専門家によっては、1000㎞ほど離れていたのではないかという意見もあるそうです。
どのように中央構造線ができたのか、については、専門家にとっても大きなナゾなのだそうです。
分杭峠付近の美和ダム湖畔も構造線公園「溝口露頭」などで、ふたつの断層の境目をはっきり見ることができます。
ぜひ、そちらにも足を運んでみてください♡
中央構造線とパワースポット
実は、中央構造線上には、日本の代表的な聖地がたくさん存在しています。
諏訪神社、伊勢神宮、高野山、高千穂、幣立神宮。。。
もちろん、分杭峠もそのひとつです。
このことから、中央構造線によるなにかの影響で、中央構造線上にパワースポットが多く生まれたのではないか、と考えるかたもいらっしゃいます。
しかし、この点については、因果関係は明らかになっていません。
日本の代表的なパワースポットでも、中央構造線上にないものもあります。
中央構造線上がすべてパワースポットである、というわけではありません。
また、他の断層と比べて、中央構造線には、よりたくさんのパワースポットが存在しているのか、ということも明らかになっていません。
でも、その成り立ちが未だナゾのままの中央構造線、なにかの不思議なパワーを持っているのかも、、、と考えると、わくわくしますね。
分杭峠と中央構造線
そんな中央構造線上に位置する分杭峠。
前の記事でも取り上げさせていただいた佐々木茂美教授の「ゼロ理論」によれば、力と力がぶつかりあって均衡する「ゼロの場」には気が集まりやすいということでした。
しかし、力と力が均衡する断層上が、すべてパワースポットであるわけではありません。
この点、参考文献とさせていただいている『世紀のパワースポット・分杭峠を100倍楽しむ本』の著者 宮本氏は、地学的見地から、分杭峠近辺が、中央構造線のなかでも、より強い力を受けている場所である、ということを書いていらっしゃいます。
そして、より強い力を受けていれば、その結果生じる「ゼロの場」がよりたくさんの気を集めるパワースポットになりやすいのかもしれない、という仮説的説明をなさっています。
さらに、分杭峠近辺のなかでも、分杭峠が「峠」であることが、パワーを生み出しているのではないか、と書いていらっしゃいます。
つまり、「峠」というゆがんだ形になっていることそのものが、その場所が強い力を受けていたという証明・痕跡にほかならないということなのです。
前の記事にも書いたように、ゼロ磁場・ゼロの場がパワースポットになる、という仮説は、まだ証明されていません。また、分杭峠がゼロ磁場であるということも、現時点では、確証を得られていません。
が、中央構造線という大きな断層が持つなにかのパワーが、分杭峠の素晴らしいパワーの源になっているという仮説、とてもロマンを感じますよね。
パワーの源がなにであっても、分杭峠のパワーの素晴らしさに変わりはありません。
でも、いつの日か、そんなナゾも解き明かされるかも、と思いを巡らすのも、パワースポットの楽しみ方のひとつかもしれませんね♡
世紀のパワースポット~分杭峠と、日本最大の断層・中央構造線がどんなところか、というお話をさせていただきました。
次の記事では、いよいよ、実際にわたしが分杭峠に行ったときのお話を♡
参考文献:宮本高行(2015年)『世紀のパワースポット・分杭峠を100倍楽しむ本』学研マーケティング.
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