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父の命日に起きたこと

カテゴリー:今日のできごと

 

2020年7月18日。
14年前に亡くなった父の祥月命日です。
いつもと同じようにお墓参りに行って、帰宅したわたしに飛び込んできたのは、衝撃のニュースでした。


俳優 三浦春馬さんの急逝。


最初に、友人からのLINEで知ったとき、まったくピンとこず、
「どちらのはるまさんだろう?」と、とんちんかんなことを思いました。
そして、その次には、新型コロナウィルス感染症のせいなのかと思いました。


でも、急逝したのはあの三浦春馬さんで、
そして、新型コロナウィルス感染症ではありませんでした。



正直なところ、わたしは、それほど春馬くんのファン、というわけではありません。
ドラマはもともとあまり見ないので、彼の演技を見たことがあるのは、大河ドラマだけ。
あとは、NHKの『世界はほしいモノにあふれている』が好きで、ちょくちょく見ていていたくらい。
そうそう、家の近くでロケをしているのをみかけて、「あ、春馬くんだ♡」と思ったこともあったっけ♡


けれど、大河ドラマ『おんな城主直虎』は、数回しか見ていないのに、彼の直親の演技はと~~~~っても印象に残っていました。
これからどんどん円熟味を増していく春馬くんを見るのが楽しみだわ~を思ったものです。
また、せかほしでは、「春馬くん、すっかり男らしくて雰囲気のあるひとになったなあ」と思っていました。


そんなわたしでも、衝撃を受けた急逝のニュース。
いままでの芸能人の死去ニュースの中で、一番衝撃的でした。
しかも、時間がたっても、薄れることがありません。
薄れるどころか、じわじわと喪失感が増していくような気さえします。


ファンでもなかったのに、なぜ?


ニュースや動画のコメントを見ていると、
「特にファンではなかったのに、かなしくてたまらない」というように
わたしとおなじようなかたがたくさんいらっしゃるようです。
「なぜだか、じわじわやられています」という友人も何人かいます。



こんなにも多くの人が(ファンでもなかったのにと言いつつ)深く深く悲しんでいるのは、彼がもつ魅力のなせる業なのでしょう。
愛すべき人柄、人懐っこい笑顔。
さらに素晴らしい作品の数々を知れば知るほど
「どうして、こんなにキラキラした若者が逝ってしまったんだろう」
そして、
「彼を死なせないためにどうにかできなかったのだろうか」
という思いがどんどん増し、喪失感が深まっていっているように思います。


もちろん、「どうして」という理由はわたしたちには関係ありませんし、わかることもありません。
また、わたしたちには「どうにかできた」問題では全くありません。


でもやっぱり、40歳、50歳とどんどん渋さを増していった彼を見たかった。
歳を重ねた春馬くんは、きっと内野聖陽さんと渡辺謙さんを足した(2で割らない)ような素晴らしい俳優さんになっていたんじゃないかなあ、と思ってしまうわたしがいます。



春馬くんは、「才能の塊だ」とおっしゃっていた方がいましたが、
「努力の塊」のひとだ、と強く感じます。


春馬くんが、ご自分のドラマの主題歌を歌う動画を見ました。
素晴らしい歌声で、ダンスもキレッキレ。
最初に見たときは、あまりのパフォーマンスの質の高さに驚いて、顎が外れそうになりました。


ミュージカル『キンキーブーツ』の動画も見ました。
春馬くんが演じるローラは、本当にきれいで妖艶でした。


おそらく、わたしが「努力」だと思うレベルの一千億倍くらいの努力を、このひとはしてきたんだろうな、と感じます。


「ダンスは最初はあまり好きじゃなかったけれど、ダンスも演技なんだ、と気づいて、がんばるようになった」と話していらっしゃいました。
好きじゃないのに、練習してあのレベルに。。。
もちろん、才能もあるのでしょうが、凡人には想像を絶する努力があったのでしょう。


ファーストシングルについて、「武道や茶道のような”道”を感じた」と書いていらっしゃった記事がありましたが、確かにやるべきことは突き詰めていく求道者のような雰囲気を感じます。


また、『キンキーブーツ』では、
「主役なのだから、歌もダンスも演技も、他の誰よりも上手でなければならない」
というような気迫を感じます。
それは、「負けられない」と自らを誇示するために張り合う気持ちではなく、
「主役をやらせていただいている限り、他の方より歌やダンスや演技のレベルが劣るようでは、他のキャストに失礼だ」というような気持ちを感じるのです。



演技も、ダンスも歌も、本も、英語も中国語も、
全方位に、凡人の一千億倍くらいの努力をし続けてきたのが、春馬くんだったのかなあ、と思います。
努力をしてできないのなら、やめるのではなくて、できるまで努力してきたのかなあ、と。
そう考えると、凡人の一生の一千億回分のことをすでにもう成し遂げていたのかな、と思います(自分に言い聞かせている)。


春馬くんは、たくさんの素晴らしい作品を私たちに残してくれました。
そして、幸か不幸か、わたしには、まだ観ていないものがたくさんあります。


春馬くんがいなくなったことを、まだあんまり上手に信じることができないけれど、
JUJUちゃんがライブでおっしゃっていたように、口角を少し上げていこうと思います。
そして、春馬くんのたくさんの作品を楽しんでいって、
「こんなに素敵な俳優さんがいたんだよ」って、わたしの記憶にずっと焼きつけていきます。


父とおんなじ命日になっちゃったから、春馬くんの命日は絶対忘れられないなあ、
そんなふうに思っていたけれど、そうでなくても、絶対に忘れません。


春馬くん、これからもたくさん楽しませてもらうよ~!





なんだか全然上手に書けなかったけれど、いまの気持ち、このままアップします。
読んでくださってありがとうございました♡

 

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