世界史の迷子を救ってくれた本♡
カテゴリー:ステキな本たち、とか
世界史が苦手です。
おそろしく苦手です。
大学入試では、迷わず日本史選択でした。
カタカナは覚えられないし、
年号もたくさんあるし、
世界中でいっぺんにいろんなことが起きるし、
羅針盤なしで大海に放り込まれたような気分になります。
それでも、海外旅行に行ったときとか、
外国の絵画や音楽を鑑賞するときとか、
いろんな場面で、「世界史、わかってたほうがいいなあ」と実感することはたびたび。
そのたびに、Eテレの『高校世界史』をだだーーーっと見たり、山川の世界史(懐かしい!)の教科書を買ってみたりしたものの、やっぱりすぐにわからなくなって迷子になる。
こりゃもうしょうがないな、と諦めていたところに出会ったのが、
『一度読んだら忘れない世界史の教科書』だったのです。
そうは言っても、「一度読んだら忘れない、なんてことあるかしら?」と半信半疑で手に取ってみたら、、、、、
と~~~~~~ってもわかりやすくて、あら不思議、あれだけ苦手だった諸々がするすると頭に入っていくではありませんか。
さすがに、わたしの場合は、もともとの世界史の素地がなさすぎるので、一度読んで全部覚えた、というわけにはいきませんでしたが、だいたいの流れは頭に入ったように思います。
この本の大きな特徴は、本の冒頭で著者の山﨑先生が書いていらっしゃるとおり、
「1つのストーリーに基づき、世界史を解説する」こと。」
具体的な特徴として、以下の3点を挙げていらっしゃいます。
①一般的な教科書とは違い、すべてを数珠つなぎにして「1つのストーリー」にしている
②「主語」が変わるのを最小限におさえている
③年号を使わない
なんと素晴らしいではありませんか!!!
わたしがこの記事の冒頭で書いた「苦手ポイント」が全部克服されちゃってます(カタカナ苦手はしょうがない)。
この3点のおかげで、いままでわたしの頭が拒否していた世界史の諸々が、するすると入ってくれるようになったのです。
全体像を示してくださっているおかげで、いま自分がどこにいるかを流れの中で把握できるので、迷子にならなくて済むのですね。
いままで、ただただ大海にほうりこまれてバタバタしていたのが、頼りになる羅針盤を得てちゃんと進むことができるようになった、という感じです。
もしあなたが世界史が苦手だったり、世界史の迷子ちゃんになっているのでしたら、ぜひ一読されることをお勧めします♪
そしてこの3点、言うは易しですが、これらをクリアできるように、かつ、ぐいぐい読ませる本を書くのは、ほんとにたいへんなことなのでしょうね。
山﨑先生の深い理解と知識に敬意を表します♡
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