長野 戸隠神社 参拝記③ ~五社巡り~中社
カテゴリー:癒しをくれる場所
前記事では、戸隠神社の五社のうち、宝光社(ほうこうしゃ)と火之御子社(ひのみこしゃ)をご紹介しました。
こちらの記事では、いよいよ中社(ちゅうしゃ)をご紹介しましょう。
長野 戸隠神社の五社巡り~中社のあらまし
前記事でご紹介した火之御子社から、36号線を800mほど上ると、中社の立派な鳥居が見えてきます。駐車場は、鳥居を過ぎてさらに少し上ったところにあります。
鳥居をくぐって石段を上ると、石段のすぐ左手に樹齢700年のご神木、正面に荘厳な社殿、社殿に向って左手に社務所、右手に宝物殿があります。
中社に祀(まつ)られているご祭神(さいじん)は、天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)。
天岩戸の神話で、天照大神が岩屋へお隠れになったとき、「岩戸神楽(かぐら=舞のこと)のアイデアを出し、岩戸を開くきっかけを作った神様です。学業成就・商売繁盛・開運・厄除け・家内安全に御利益があるそうです。
長野 戸隠神社の五社巡り~中社の龍の天井画
社殿をお参りするときに、ぜひ見ていただきたいものがあります。
それは社殿の天井に描かれた龍の天井画。
幕末から明治にかけて活躍した狩野派の天才 河鍋暁齋の作です。1865(慶応元)年に戸隠に招かれた暁齋は、一升酒を飲み干しながら、大パフォーマンスで描きあげたとか。洒脱な傑作、と絶賛される名作でしたが、残念ながら1942(昭和17)年、火災で焼失してしまいました。
ところが、幸いにも、戦前の絵はがきが発見され、これをもとに2003(平成15)年にコンピュータ・デジタル技術で復元され、現在に至ります。
昇殿参拝すると、間近に見ることができますが、昇殿しない場合も、社殿に向って右側から覗くと、少しだけ龍を見ることができます。
ぜひ、見事な龍、しっかりと見てみてくださいね。
長野 戸隠神社の五社巡り~中社のさざれ滝と三本杉
もうふたつ、中社を参拝なさったときに見ていただきたいものがあります。
ひとつは、社殿の左側奥にある小さな滝。
「さざれ滝」というこの滝も、実は強力なパワースポットなのです。
あのスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんは、戸隠のパワーを大絶賛していらっしゃいますが、中社の社殿の周辺は息を呑むほどのパワースポットで、あまりの素晴らしさに興奮状態になってしまったとおっしゃっています。その江原さんが、このさざれ滝も強力なパワースポットだとおっしゃっています。
滝の前にたたずんでみると、確かに、感じられるのはとても清らかで力強い気。江戸時代には、水の神様として信仰を集めた戸隠神社。また、五社のひとつである九頭龍社に祀られる地主神(じぬしがみ:その土地や屋敷を守護する神様)の九頭龍大神は、水の神様です。神社を流れる水には、そのパワーが宿っているのかもしれませんね。
また、鳥居を中心に正三角形に配置されている「三本杉」も、ぜひ確認してみてください。
正面の鳥居のそばに一本、この一本を頂点とした正三角形を描くように、道路を挟んで日本の杉の巨木があります。いずれも樹齢800年超。こちらも、ご神木として古来より崇(あが)められてきました。
ぜひ3本を見つけて、そのパワーを受け取ってください。
長野の戸隠神社五社の中心ともいえる中社。
そのまわりには、戸隠観光情報センターもあり、お土産物屋さんやお蕎麦屋さんも多く、賑わっています。
また、社務所ではお守りや御神籤(おみくじ)もあります。そうそう、御神籤は、フツウと少~し違っているんです。御神籤をお願いしますと、まず年齢を聞かれます。そして、神官が奥で祝詞(のりと)を唱えながら、御神籤を引いてくださるのです。神に仕えるかたが引いてくださる御神籤、ちょっと貴重な体験ですね。
〇戸隠神社 中社:長野県長野市戸隠3506 tel.026-254-2001
次の記事では、いよいよ奥社・九頭龍社のお話です☆
コメントを残す