優しくて愛しい日常~『きのう何食べた?』『G線上のあなたと私』
カテゴリー:今日のできごと
こんばんは☆
今回の年末年始は、いつになく、人気ドラマの一挙再放送が多かったですね~
テレビ局の手抜きでしょ~~~とは思うものの、おもしろくもない番組が流れ続けるよりも、見逃したあのドラマを一気に見られるほうが、視聴者もうれしかったりして。
とすると、今後はこういう流れになるのかしら。
それとも、2019年が、連ドラの豊作年だったのでしょうか。
というわたし、実はここ数十年、ちゃんと(?)連ドラを見たことがなく、
見るものと言えば、一話でほぼ完結する刑事ものばかり。
気軽に見られますものねぇ。
そんなわたしが、なぜか2019年は急に連ドラを見始めまして、
なかでもドハマりしたのが、この2本でした。
『きのう何食べた?』
『G線上のあなたと私』
なにかとハマりやすい自分の生活を防衛するために、連ドラを見ないようにしていたのかも、
と思えるくらいのハマりっぷり。
ドラマを何度も見ちゃう、って、我ながらどういうことですかね( ;∀;)
おんなじところで、泣いたり笑ったり。
思えば、かの高橋大輔にハマった時も、同じ演技をエンドレスに何度も見て寝不足になっていたのでした。。。
あほだな、わたし♪
ふたつのドラマが見せてくれたもの~優しくて愛しい日常~
さて、そんなこの2本のドラマ。
どちらのドラマでも、特に劇的なことは起きません。
学校を爆破したり、ミシュランの三ツ星を目指してみんなでがんばったり、闇の巨大組織を相手に戦ったり、好きでもない他人同士が同居を始めたり、なんていうドラマティカルなことは起きません。
ドラマなのに、ドラマティカルなことが起きない。
ただただ、日常が丁寧に描かれ、そのなかですこ~~~しずつ変わっていく登場人物たちが、丁寧に丁寧に描かれていきます。
なんてことのない日常。
ときにはキビシイことやめげることもあったり、思うようにいかないこともたくさんあるけれど、ふと気づいたら、優しくて愛しいひとたちが、優しくて愛しい時間がいつもそこにある。
優しくて愛しくて、たいせつな日常。
そんなことに気づかせてくれるドラマです。
ふたつのドラマの秀逸ポイント その1.緻密で繊細な脚本
これらのドラマが、観るひとの心をとらえるには、3つの要素が重要だったのだろうなあ、と思います。
それは、秀逸な脚本、秀逸な役者さんたち、そしてそれらを活かす秀逸な演出。
脚本について。
この2本は、いずれも安達奈緒子さんの脚本です。
たぶん、このかた、天才☆
ひとつひとつのセリフに深みがあるのはもちろん、セリフが、物語のなかで、じわ~~~っとあとから効いてくる構成も秀逸。
実生活でも、前に言われたことばが、心のどこかに残っていて、あとからそれがじわっと出てくる、なんてことがよくありますよね。
ちょうど、そんな感じで、ナチュラルに回収されていく伏線が多数。
あるいは、同じセリフを違うシーンで何度か繰り返すことで、関係性や状況が変化していることを浮き彫りにする。
ドラマなのに、ドラマティカルではなく、自然に。
もう一度見直すと、新たな発見があったりするので、まるでスルメイカのよう。
こんな秀逸な脚本は、ついハマって繰り返して観てしまう大きな一因です♡
ふたつのドラマの秀逸ポイント その2.圧倒的な演技力
そして、役者さんたちについて。
特に事件が起きるわけではないので、たぶん演技のお上手でない役者さんだと、ドラマ自体が成り立たないのではないかと思います。
飽きちゃって、観続けられないと思う。
そこへいくと、この2本のドラマに出演なさっていた役者さんたちは、みなさま、演技力のあるかたばかり♡
演技のうまい下手ってよくわかんないなあ、なんて思っていたわたしでも、「演技がうまいっていうのは、こういうことか!」というのがよくわかりましたですよ。
『きのう何食べた?』では、主役のお二人はもちろんのこと(特に内野さんの可愛らしさは!)、脇を固めるかたがたも、本当に巧者揃い。
ほんとに深夜番組なのか?ってくらい、豪華な布陣でした。
個人的に一番ツボだったのは、”小日向さん”カップルとのダブルデートの場面。
食事の場面はもちろん、”ジルベール航”磯村くんと帰っていく”小日向さん”山本くんの足が秀逸でした!!!超ワタワタしてる♡
だって、大河ドラマ並の配役ですものねぇ。
そして、8話での菅原大吉さんの「田舎の両親には、びた一文渡したくないんです」というセリフの威力にも圧倒されました。
そのセリフだけで、その裏側にあるものが全部伝わってきて、わたしも号泣。。。
演技がうまいって、こういうことを言うんだなあ。。。。。
『G線上のあなたと私』でも、本当にみなさん、演技がすごい!
波瑠ちゃんは、「あの美貌はどこやった?」というくらい、ちょっぴり残念感もある也映子ちゃんにしか見えなかったし、
松下さんは、唯一無二の存在感で、わたしたちの大共感を呼んでくれたし、
中川くんは、特に目がヤバい。目の演技が。
実は『G線上のあなたと私』は、2~6話まで見ていなかったのですが、ダイジェストで見て、どんどん変わっていく”理人くん”の目の表情に魅入られ、ハマっちゃったのでした。
しかも”理人くん”ではない中川大志くんを見ると、「理人くんではないなあ」ってちゃんとわかるのがスゴイ。
こんなふうに、いい脚本と、いい役者さん、それらをきっちり活かす演出がそろって、優しくてあったかい日常のたいせつさを教えてくれたドラマ。
そんなドラマに2本も出会えて、とってもしあわせに思います♪
出会いに感謝、ですね☆
さて、『G線上のあなたと私』もDVDを予約しようっと。
ちなみに『きのう何食べた?』は購入済み。人生初のドラマDVD購入でした☆
今年はどんなドラマがあるかなああ。
生活が破綻しない程度に( *´艸`)、楽しみたいと思います。
明日は、中川大志くんについての考察を書いてみま~す
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