『お金の学校』坂口恭平
カテゴリー:ステキな本たち、とか
今日はまたまたおもしろかった本のご紹介です
それは、またまた坂口恭平さんの『お金の学校』です♪
坂口恭平さんについては、前の前の記事にもその著書をご紹介させていただきましたが、今日の本もねぇ、超絶おもしろいんですよ。ほんとにおもしろくて、読み終わった瞬間にとりあえず周りの友人に紹介しまくっちゃいました♡
わたし、坂口さんのファンなんでしょうか???
内容は、タイトルが示すまんま、「お金の話」です。
学校では教えてくれない「お金ってどうやって稼ぐの?」というお話を、坂口学長が教えてくださいます。
お金の話って、学校では教えてくれないよね、というのは、お金に関するビジネス書のうたい文句では、とてもありがち。
確かに、日本の教育では、まだまだ実際のお金の話を先生がしてくれることは少ないでしょうし、そもそも給与所得者である教師の方々に、お給料以外のお金の稼ぎ方のお話をしろっていうことも無理難題なのでしょう。
それで、様々なお金に関する本がたくさん出回っているわけなんでしょうが、わたしが知る限り、この本は、そのなかでも群を抜いておもしろい。
わたしは、お金を扱う職種(ジュエリー製作とは別にもうひとつ職を持っております♪)なので、その手の本はそこそこ知っているつもりなのですが、この本は抜群。
といいますか、視点が全く違っているといったほうが適切でしょうか。
まず、坂口さんは、経済とは「流れ」であると説きます。
まああ、ここまでは普通ですが、「お金だけではなくて、なんであっても、流れ=経済なんです」と坂口さんはおっしゃいます。
そして、経済=流れがあるところにお金が生まれるんだと。
この「流れ」がキーワードとなるのですが、実は、わたくし、一年ほど前に「流れ」のパワーをひしひしと感じ、こんな記事を書きました。
まさに「流れ」が、いろんなものを生み出す瞬間を目の当たりにしたのですね。
愛も優しさも勇気も、ぐるぐるぐるぐる循環すれば、さらに大きなぐるぐるになって、もっとたくさんの愛や優しさや勇気が生まれる。それがまたさらに大きなぐるぐるとなって、お金だって生み出されてくるのです(現に、わたしは小曽根さんのCDも買いましたし、コンサートにも行きました♡)。
これは、坂口さんのおっしゃる「流れ」以外の何物でもありません♪
昨今の情勢を見るに、そろそろ資本主義というシステムもガタが来つつあるのではないか、と感じます。
実体経済とかけ離れてしまった株式市場や、貧富の二極化、などなど、少しずつ資本主義がゆがみ始めているように思うのです。
だからといって、「じゃあ、それに代わる経済システムがあるのか」と訊かれれば、経済学劣等生だったわたしは「わかりませぬ」としょんぼりするしかないのですが、
坂口さんのこの本は、そんな「資本主義の次のなにか」を示唆しているように思います。
と、素敵なことを申し上げましたが、最後に一つ。
お上品なかたには、この本、あまりお勧めできないかも、です♪ ちょっとなんといいますか、「坂口さんってヘンタイだわあ」という本ですので。それがいい意味か悪い意味かは、あなた次第♡
コメントを残す