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英語のコツ⑤will/be going toの意味の違い・使い方

カテゴリー:学校では教えてくれない英語



学校では教えてくれなかった英語のニュアンスの違い。
わたしが英会話の授業で聞いて「ほほう!」と感心したワンポイントをお伝えしているシリーズ第五回で取り上げるのは、willとbe going toです。

両方とも、学校では「未来形」である、と習います。
ではまったく同じなのか、というと、やっぱりニュアンスが微妙に違うのですね。

基本的なポイントは、いつ決めた未来なのか、という点です。



ちなみに、なぜここで英語の話?という疑問のかたは、こちらの記事へ♡

 

will/be going toの意味の違い

willもbe going toも、「未来」を表す助動詞です。

基本的なポイントで挙げた「いつ決めた未来なのか」という点で、両者は異なります。
この点から説明をすると、willは、その場で決めたことを伝えるときに使い、be going toは、前から決めていたことを伝えるときに使います。

その他にも、なにかをするぞ!ということを表明するとき、willのほうが強い意志を示す、という違いもあります。

 

will/be going toの例

①たとえば、明日、Tomの家でパーティーがある、としましょう。

このとき、誰かがあなたにこんな質問をしたら。
Are you going to the party tomorrow?
は、
「あなたは明日のパーティーに行くつもりですか?」
と訳されますね。
これは、「(この会話の前から)もともと行く予定にしていますか?」という意味の質問になります。

それに対して、トムがあなたにこんな質問をしたら。
Will you come to the party tomorrow?
こちらは
「明日パーティーあるけど、来ない?」
と訳されます。
つまり、明日Tomの家でパーティーがあることは、いま初めてTomからあなたに伝えられ、そのうえで、「来る?」かどうかの判断を訊かれているのです。

もし、Tomが、今初めて、明日パーティーがあることを話したのに、
Are you coming to the party tomorrow?
と訊いてきたら、「え~と、パーティーのこと、いま初めて聞いたんだけど」というちょっぴり違和感、になります。



②たとえば、あなたがお店でなにかの商品を見ているとします。

I will take it.
I am going to take it.

willは、いま商品を見て、いま、「よし買おう!」と決めたことを表します。
一方、be going toは、もともとこれ買おうと思っているんだよね、というニュアンス。なので、こちらは、今日は買わないけれど、買う予定なんだ、ということを伝えているイメージです。

ですから、お店で、買い物をするときには、
I will take it.
と言いましょう!

I am going to take it.
ですと、今日は買わないのだ、と思われちゃいますよ。



③強い意志を表すwill
上記とは別の観点からになりますが、willは強い意志を表すことがあります。
たとえば、
I will be a holly-wood star.
と言った場合、これは「今決めた」ということではなく(そういう場面もあるかもしれませんが)、絶対ハリウッドスターになってやる!!!と強い意志が伝わってくるのです。
この使い方も、あわせて覚えておきましょう。

 

will/be going to 使用上の注意ポイント

注意点は、willには過去形がない、ということです。

え~、willの過去形はwouldがあるじゃない
と思われたあなた。
そうなのです、wouldはあるのです。しかし、wouldは正確には過去形というより、過去の時制を表す単語なのです。

という説明だけですと、非常にわかりにくいですので、例を使って考えてみましょう。

「私は留学しようと思う、と彼に言う」
I tell him that I will study abroad.
という文章があったとします。

では、これを過去形にしてみましょう。
「私は留学しようと思う、と彼に言った」
I told him that I would study abroad.
となります。
tellが過去形toldになり、時制を一致させるために、willがwouldになります。
こういうときに、wouldを使います。

では、今度は
「私は留学しようと思った」はどうでしょう?

これを、I would study abroad.
としたくなるのですが、そうすると仮定法的な意味になってしまいます(留学したいんだよね~、と今思っていることになります)。
というふうに、wouldは「過去の一時点でそう思った」という過去を表さないのです。

では、「私は留学しようと思った」は、どう表現すればいいでしょう?
I was going to study abroad.
になります。

このように、wouldはwillの過去形、と思われがちですが、過去形ではなく、時制の一致のためだけに使われる、というところ、お間違えないように注意して下さいね☆

 

willとbe going toの違いについてお伝えしてきました。
どんどん使うのが、上達のコツ☆ただし、注意点はをしっかり頭に入れておきましょうね!




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