英語のコツ⑦ even though/even ifの意味の違い・使い方
カテゴリー:学校では教えてくれない英語
学校では教えてくれなかった英語のニュアンスの違い。
わたしが英会話の授業で聞いて「ほほう!」と感心したワンポイントをお伝えしているシリーズ第七回で取り上げるのは、even thoughとeven ifです。
even thoughもeven ifも、「たとえ~だとしても」という意味の句を作るのに使いますね。
では、このふたつ、どう使い分ければいいでしょうか。
ポイントは、「そのこと」を知っているのかどうかどうか、という点なのです。
ちなみに、なぜここで英語の話?という疑問のかたは、こちらの記事へ♡
even though/even ifの意味の違い
even thoughもeven ifも、日本語訳では「たとえ~だとしても」と訳されます。
ふたつの意味の違いは、「たとえ~」のなかで伝えられていることを、話している人が知っているかどうか、というところにあります。
「たとえ○○であっても」と言うときに、even thoughは、「○○が事実であること」を知っている場合、even ifは、「〇〇が事実であるかどうか」は知らない場合に使います。
つまり、even thoughは「〇〇」という事実を前提としてしゃべっています。
一方、even ifは、「○○かどうかはわからないけれど、どっちであったとしても」という仮定法的なニュアンスなのです。
even though/even ifの例
たとえば、次の例文を考えてみましょう。
「たとえ、キミは勉強したくなくても、キミは勉強しなければならない」
という文章があったとします。
この日本語だけでしたら、even though とeven ifのどちらが適切かはわかりません。
①Even though you don’t want to, you must study hard.
②Even if you don’t want to, you must study hard.
このふたつの違いを考えてみます。
①は、even thoughですから、「たとえ~」の内容が事実だ、としゃべってるひとはわかっている、ということになります。つまり、youが勉強したくないということはわかっているのですね。
「youが勉強したくないのは知っているけれど、それでも勉強しなければならないよ」というのが①です。
では②はどうでしょう。even ifですので、しゃべっているひとは、youが勉強したくないと思っているのかそうでないのかは知りません。
「Youが勉強したかしたくないかは知らないけれど、どちらであっても、勉強しなければならないよ」、と言っているのです。
二つの違い、わかっていただけましたでしょうか???
even though/even if 使用上の注意ポイント
このふたつには、上記のような違いがあります。
even thoughが事実を述べていて、even ifが仮定法的なニュアンスを含んでいると言うことですね。
が、上記の例で見たように、日本語ではそのニュアンスがわからない場合が、多々あります。この種のニュアンスの違いは、日本語では重要ではないのかもしれませんね。
ということは、あなたが自分の頭のなかの日本語を英語に置き換えるとき、どちらの状況であるかを適切に見極めなければなりません。
文脈にあったほうを選択できるよう、違いを頭に入れておきましょう☆
even though/even ifの違いについてお伝えしてきました。
似ているようで、実はニュアンスがかなり違ってきてしまうケースがありますので、しっかり見極めて使い分けましょう♪
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